2026年2月15日(日)、香川県小豆島にて池田漁業協同組合主催の「IKEDA PORT MARCHÉ(イケダポートマルシェ)オイスターカーニバル」が開催されました。デイブレイクは技術提供者として本イベントに参加し、冷凍技術を通じて牡蠣の安心・安全な提供を支援しました。
2025年、小豆島を含む瀬戸内海全域では、養殖カキが記録的な大量死に見舞われました。香川県内では最大8〜9割が死滅するという深刻な被害が発生。近年の猛暑による高水温など海の変化は牡蠣養殖に大きな影響を与え、生育状況はこれまで以上に厳しい状況が続いています。
こうしたなか、「個々で抱え込むのではなく、生産者同士が力を合わせ、この苦難を乗り越えながら牡蠣の未来を築いていこう」という想いから、本イベントは開催されました。また、「牡蠣の島、小豆島」と称されるほど高品質な小豆島産牡蠣を、より多くの方に知ってもらいたいというPRの目的も込められています。当日は、主催の池田漁業協同組合をはじめ、島内外11組の牡蠣生産者が参加。自ら育てた牡蠣を生産者本人がブースに立って直接販売し、多くの来場者で賑わいました。


デイブレイクは、牡蠣の安心・安全な提供を目的に冷凍技術を提供しました。事前にノロウイルス検査を実施し、基準をクリアした牡蠣のみを使用。検査を通過した約2,500個の牡蠣は、すべてデイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」で凍結し、イベント当日に提供されました。アートロックフリーザーは、すでに複数の牡蠣生産現場で導入されており、解凍後もふっくらとした身質や臭みの少なさが高く評価されています。今回提供された牡蠣も、来場した観光客から「ぷりぷりとした食感がしっかり残っている」「旨みが濃い」といった声が多く寄せられました。


デイブレイクのブースには漁業関係者や自治体関係者も訪れ、今回の牡蠣大量死に対する冷凍技術の貢献可能性についての意見交換が行われました。病気や大量死が起こる前の段階で水揚げし、冷凍保管しておくことで、たとえ身がやや小さくても出荷機会を確保でき、被害を低減することが可能です。また、今回のイベントは小豆島産牡蠣のPRという側面も大きな目的のひとつでした。冷凍技術を活用すれば、鮮度を保ったまま遠方へ出荷することができ、販路拡大にもつながります。生への再現性が高く、限りなく生に近い状態で提供できるアートロックフリーザーだからこそ、品質を守り、収益の安定化や販売機会の創出といった役割を果たすことができるのではないか。今回のオイスターカーニバルは、冷凍技術が生産者を支える選択肢になり得ることを示す場となりました。
逆境のなかでも、生産者が前を向き、地域一体となって立ち向かおうとする姿は非常に印象的でした。デイブレイクが本イベントに技術提供という形で関われたことを、誇り高く感じています。今回の取り組みは、単なるイベント参加にとどまらず、牡蠣の持続可能な生産と流通の可能性を考える場でもありました。冷凍という選択肢が逆境を乗り越えるための戦略となり、小豆島の牡蠣の価値を全国へと広げていけるように。デイブレイクは今後も、冷凍技術の提供を通じて、生産者に寄り添った支援を継続してまいります。
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