10月28日、デイブレイクとラショナル共催の【スチコン✕急速冷凍活用セミナー】を開催しました。人手不足が深刻な食品業界において、「料理の品質を落とさず、省人化したい」という声に応える形で企画した本セミナーには、外食企業をはじめ様々な業種の事業者が参加。実演と試食を通じて、最先端のスチコン調理と冷凍技術の融合を体験していただきました。本記事では、セミナーのレポートをお届けします。
まず行われたのは、ラショナル社によるスチコン調理デモ。実際の厨房をイメージした空間で、スチームコンベクションオーブン「iCombi Pro」を活用して、焼き魚(サバ)、温野菜(ブロッコリー・カボチャ)、ご飯、蒸し鶏、唐揚げ、ピザ、焼きそばを次々に調理。さらに、多機能調理器「iVario Pro」を使い、パスタとチャーハンの調理も披露されました。



どの料理も、わずか3〜10分で仕上がるスピードに、参加者からは驚きの声が上がります。焼き加減・蒸し加減は均一で、ほとんど人の手を介さずに調理が完了。まさに「人手不足時代を支える次世代の厨房」を象徴するような光景でした。カットした唐揚げは衣サクサク、中はふっくらジューシー。チャーハンはパラパラとほぐれ、プロの仕上がりそのもの。調理の質を落とさずに省力化できることを実感できるデモンストレーションでした。


続いて行われたのは、デイブレイクによる急速冷凍実演。スチコンで調理した焼き魚(サバ)、温野菜(ブロッコリー・カボチャ)、唐揚げ、チャーハンの4品を、アートロックフリーザーで急速冷凍。アートロックフリーザーは、細胞破壊を抑えて旨味成分を保つことに加え、解凍後に出来たての食感・風味を再現できることが特長です。熱々の料理にも対応できる制御機能が搭載されているため、出来たてのチャーハンや唐揚げもすぐに冷凍機へ投入。40分〜1時間で全ての料理が凍結完了し、霜がつかず美しく冷凍された食品に、参加者の注目が集まりました。

凍結後にスチコン解凍したものを試食した参加者からは、「ここまで品質が保てるとは驚き」といった声が多数。一方で、「加熱や解凍の温度を変えると食感がさらに良くなるのでは」など、より高い品質追求をめぐる意見交換も交わされました。デモを通じて、調理・冷凍・解凍までを一連のプロセスで最適化することが、安定した品質と効率化の鍵であることが改めて示されました。

セミナーの後半では、製品機能と活用事例を紹介。 「人手不足による調理工程の負担増」「多店舗展開における品質のばらつき」など、食品業界が直面する共通課題に対し、両社が提案する「スチコン×急速冷凍」の組み合わせがいかに有効かを解説しました。2時間半という限られた時間の中で、デモンストレーションから試食、解説、質疑応答と、セミナーは大変充実。「スチコン」と「急速冷凍」が同じ課題に対して補完し合う関係にあることを示した貴重な機会となりました。
これからの食品業界に求められるのは、設備を導入するだけでなく、工程全体を設計し、仕組みで課題を解決する発想です。デイブレイクとラショナルは、現場に寄り添うソリューションを、今後も発信していきます。
ご好評につき、本セミナーは11月27日(木)および12月16日(火)にも開催が決定しています。スチコンと急速冷凍の最適な掛け合わせによって、厨房の効率化と品質維持を両立させたい企業の皆さま、ぜひ次回のセミナーでその実力を体感ください!詳細は以下のページからご覧いただけます。
【東京開催】 https://www.d-break.co.jp/news/event-251024rational/
【関西開催】https://www.d-break.co.jp/news/event-251001rationalosaka/
10月28日、デイブレイクとラショナル共催の【スチコン✕急速冷凍活用セミナー】を開催しました。人手不足が深刻な食品業界において、「料理の品質を落とさず、省人化したい」という声に応える形で企画した本セミナーには、外食企業を […]
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