デイブレイクは、2025年9月5日(金)に「FROZEN SUMMIT in 北海道」を開催しました。デイブレイクが主催する「FROZEN SUMMIT」は、冷凍ビジネスの事例共有や参加者同士のネットワーキングを通じて、冷凍産業の成長と業界全体の発展を目指すオフラインイベントです。2025年4月には全国規模で開催し、約250名が参加。そしてこの度、北海道エリアに特化した「FROZEN SUMMIT in 北海道」を札幌で開催しました。当日は、冷凍ビジネスを展開する水産業・飲食業・小売業など多彩な業界の事業者が集結。導入を検討中の事業者、関連分野の企業も集まり、約30名が参加しました。
冒頭では、デイブレイク代表・木下から参加者への感謝を述べると共に、「北海道内での連携を深め、高品質冷凍をさらに活性化させていきたい」と挨拶。

続いて、北海道担当・宮寺が地域における冷凍活用の現状を解説しました。北海道は広大な地域特性と豊富な自然資源を背景に冷凍技術の導入が急速に進んでおり、他の地域と比較して伸び率が高い傾向です。北海道内でも都心部に限らず広い地域で利用が浸透。ふるさと納税返礼品や特産品開発の補助制度を活用した事例も増加しています。


事例発表プログラムでは、とかちアークキッチン株式会社の佐藤修氏が登壇し、冷凍技術を活用して旬の野菜の食感や風味を保ちながら通年提供する取り組みを紹介。販路拡大だけでなく、計画生産が働き方改革につながり「週休2日制が実現できた」成果が会場の関心を集めました。
(事例記事:季節も距離も越えて、十勝の恵みをもっと自由に。野菜の風味や食感を保ち、旬を通年で届ける冷凍技術)

さらに、北海道内の冷凍活用事例を10件一挙に紹介。会場に参加された方も、自社の取り組みを発表しました。その中で、ニセコでカフェ・洋菓子店を営むグラウビュンデンは「冷凍によって季節限定のケーキを通年で提供でき、通販展開も可能になった」と冷凍活用による成果を発表。また、水産業を営むマスコスモ合同会社は「冷凍がなければ輸送中に鮮度を守れない。地元の味をそのまま届けるために不可欠」と語り、冷凍の意義を力強く示しました。


イベント後半は、参加企業が提供した冷凍食品の試食会を催しました。アートロックフリーザーで凍結・解凍したタラバガニのむき身(提供:ナカウロコ中西水産)、秋刀魚の刺身、蛸(提供:マスコスモ)、さらにチーズケーキやカップケーキ(提供:グラウビュンデン)が並び、参加者はその品質を体感。北海道の豊かな素材と冷凍技術の相性の良さを確かめながら自由に交流や意見交換が行われ、今後のビジネスマッチングや課題解決のヒントを得る場となりました。




アンケートでは「他社の取り組みを聞き大変刺激を受けた」「試食で水産物への効果を確認できた」といった声が多く寄せられ、冷凍活用への関心と期待の高さがうかがえました。ネットワーキングを通じて新たな連携の可能性を見出す場にもなり、参加者にとって有意義な時間となりました。



デイブレイクでは、今後も地域ごとの「FROZEN SUMMIT」を開催し、事業者同士の交流と情報共有を促進してまいります。そして、高品質冷凍を活用した新しいビジネスモデルの創出と、業界全体のさらなる発展に貢献していきます。

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