2025.04.17 PRESS

デイブレイクの冷凍寿司が米国ミツワマーケットプレイスで販売決定

定番商品としての小売店販売は日本初。冷蔵解凍やコールドチェーンの課題を乗り越え、米国スーパーへの高品質寿司提供をついに実現

特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之)は、米国カリフォルニア州を中心に店舗展開する米国大手の日系スーパーマーケットチェーン「Mitsuwa Market Place (ミツワマーケットプレイス)」の10店舗で、2025年6月からデイブレイクの冷凍寿司の販売が決定したことをお知らせいたします。米国の小売店で日本から輸出された冷凍寿司が定番商品として販売されるのは、国内初の事例です。

米国での冷凍寿司販売への道のり

デイブレイクは、冷凍寿司の米国輸出に向けた挑戦を繰り返してきました。米国の小売店で冷凍食品を解凍してチルド販売する場合、衛生管理の観点で、店舗のバックヤードで冷蔵解凍できることが求められます。この条件を満たす冷凍寿司の開発は、米の特性などから極めて高い難易度を伴い、これまで実現できないとされていました。しかし、デイブレイクは、米の品種の選定から酢飯のレシピまで幾度も研究を重ね、冷蔵解凍後もネタ鮮度とシャリの食感・風味を維持できるレシピを開発。約1年の開発期間を経て、このたび商品化を実現しました。

また、冷凍寿司の品質を保ったまま販売するためには、コールドチェーンの構築が必要です。デイブレイクは、保冷・断熱資材の研究の末、海上輸送による冷凍寿司の送り出しに成功(※)。品質を保ったまま米国のミツワマーケットプレイスに届けることができたことも、今回の販売決定の大きな要因となりました。

(※)デイブレイク、日本からアメリカへの冷凍寿司の海上輸送に成功。保冷・断熱資材の独自研究で約3か月のコールドチェーンを実現

現地での販売方法

ミツワマーケットプレイス(10店舗)では、店舗のバックヤードでデイブレイクの冷凍寿司を冷蔵解凍し、チルド品として販売します。食品ロスの削減に繋げるとともに、寿司職人がいない店舗でも本格的な寿司を提供できるようにすることで、より多くの消費者に日本の食文化を身近に感じていただけることが期待されます。

今後は、ミツワマーケットプレイスでの販売店舗を広げながら、米国の小売店や飲食店にも冷凍寿司の卸販売を拡大し、日本の食文化を世界に広げてまいります。

「ミツワマーケットプレイス」を運営するミツワコーポレーションは、デイブレイクの冷凍寿司の販売について以下のようにコメントしています。

Mitsuwa Corporation Vice President of Sales Takaaki Hamamatsu/濱松孝明氏コメント

これまで冷凍寿司自体は商品としてございましたが、ほとんどの商品がシャリをレンジで解凍し、その上にネタを乗せるもタイプのもので、スーパーのデリカコーナーでの販売には適していませんでした。今回の商品は冷蔵解凍してもシャリが白蠟化しない点が画期的で、人手不足の店舗に導入するため、省手間オペレーション商品を求めていた私たちのニーズに合致しました。今後更に東海岸エリアへの横展開もデイブレイク社と進めていきたいと思います。